道徳教科書が決まりました

横浜市教育委員会で道徳教科書採択がおこなわれるので傍聴にいきました。いつもは関内第一ビルで受付も行われるのですが、多くの人が膨張希望することを予想して、開港記念会館で受付が行われました。200人以上が集まったのですが、膨張できたのは24人です。その方々は関内第1ビルに移っていかれました。私は傍聴の抽選に外れたので、開港記念会館でまさに音声傍聴でした。

今回は教科化される道徳の教科書採択ということで市民の関心も高かったので、開港記念会館で映像ありの傍聴ができればよかったのにと思いました。

また、教科書採択のあり方そのものに疑問を感じます。話し合いのための「静謐(せいひつ)な環境が必要」とされています。それは委員ですが、調査員がどのような調査判断を出しているのかなどなど、まったく情報が出されません。教員の力量を高めるという点では、自分たちの使う教科書を自分たちで選ぶということをする必要があります。今の若い教員は教科書は配られてくるものだと思ってしまっているのではないでしょうか。そして6人の教育委員が3対3の意見に分かれたら教育長の一票で決まるというやり方も問題です。採択のあり方そのものについてこれからも考えていかなければなりません。

それでも危惧されていた出版社教科書は採択されず「学校図書」に決まり安堵です。