私は今年度、デジタル化推進特別委員会に所属をしています。会派メンバー三人で、熊本県と北九州市での取り組みを勉強しました。
まず熊本県庁に出向きました。アニメ「ワンピース」の作者は熊本県出身で、ルフィーの銅像などがたっていて、外国人観光客が黄葉した銀杏並木を背景に写真撮影に励んでいました。県内各所に銅像が設置されて町おこしに一役買っているようです。
熊本県でも「デジタル田園都市国家構想」のもと、デジタルの力を活用し、これまでも取り組んできた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を改訂し、ギアアップをした取り組みを始めています。(※10月の視察では和歌山県での同様の取り組みを知りました)
行政とともに、地元の産業界、学界、その他団体や機関等が関係しDXを推進することによって、産業のはってを競争紙県民所得を伸ばす、ひとを惹きつける快適・安心な生活環境を共創する熊本の目指す姿に向かっていこうとしています。
産学行政でDX推進コンソーシアムにおけるイベント開催やセミナーが行われ、DX公募型実証事業では、一般枠に上限500万円で4件、先端技術枠で上限1000万円で2件が決まっています。
各自治体でどうよの取り組みが行われていきます。横浜市でも、同様の交付金や企業伴ふるさと納税などを活用しながら、横浜の課題解決に企業や大学と連携しての取り組みを進めています。ここにDXを組み合わせてより良い課題解決を探っていくことが大事です。
北九州市役所では、書かない窓口の実証の様子をまなびました。
これも先の視察では、沖縄市の取り組みを聞き、北九州市ではどうやっているのかを調べました。
【書かない窓口」実施までの大変具体的に説明をいただきました。標準化に向けた窓口業務の在り方についての検討支援等、標準化に対応した業務フローの整理、標準化に対応した新しい窓口のモデルケース検討支援等を外部委託して専門的な視点で行いすべての区役所で標準型で業務をお行うように改善しました。バックヤード処理体制の構築など今後取り組む課題もありますが、市民サービス向上と職員の負担軽減が図られていることは数字として示されています。
また、区役所と施設をリモートシステムで繋ぎ、通常は区役所でしか受けていない相談を実施や、デジタル技術になじみがない方にもデジタルを活用してもらうため、丁寧できめ細やかな支援を行い、また、デジタル機器を利用しない市民に対しても、直接デジタルを意識することなく便利な行政サービスが届けられる環境づくりを行う取り組みもあります。
各自治体は、国が進める情報システム統一・標準化により、基幹系業務システムのカスタマイズ抑制、システム導入・維持管理費用の削減を図るため、R7年度末を目標にガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行を目指しています。