北海道内で子どもの割合が1番高いまち 東神楽町

昨日(7/22)旭川空港を降りて旭川市内に向かう途中、緑豊かな自然の中をバスが走りましたが、途中ゆとりある住宅が立ち並び、大型の店舗や医療機関が集積している地区を二つ通り過ぎました。まさにコンパクトシティだなと眺めていましたら、ここが「東神楽町」でした。
人口は現在9774人で、40年間人口が増え続けていることが自慢のまちです。そして、令和2年度の年少人口率(0歳から14歳まで)は、15.3%と道内ダントツ1位!全国平均の11.8%を大きく上回っています。

◆総合的子育て支援策100

100の子育て支援策を並べたペーパーが示されました。特徴的なものは、家具工業が盛んなことを生かして、生まれてきたお子さんに「君の椅子」をプレゼントする事業や、高校生までの医療費無料化、学童検診では、小5と中2で血液検査を実施しています。そのほかの事業は名称は違うものの横浜市でも行っているものがあります。小学校3校、中学校1校で、とても手のいき届いた支援ができていると感じました。

◆東神楽町の魅力

・コンパクトシティで新しい街並みがきれい
・農業が盛んで少量多品種に取りそろえる。儲かる農業の実現で耕作放棄地が少ない
・旭川市で働く人が多いが、産業政策も推進中
・周辺自治体との広域連携で、消防・ごみ処理・火葬場・等運営
・健康食育に力を入れる

◆視察を通して

珍しく視察対応には議会の議長が対応してくださいました。土地柄なのか、「イヤイヤ身の丈に合った街の運営をしています。旧住民と新住民の問題もあります。」と控えめで、本音の話もしてくださいました。
小ささを生かした町東神楽町と大都市横浜市。比べられないよねと終わらせるのではなく、人口減少の局面に入った横浜市で、コンパクトにしていくこと念頭に置きながらのまちづくりや、サービスの在り方が必要になってくると考えます。そして、18区の特性を一層生かした町づくりが大切で、区づくり予算の増額は考えてもいいのではないでしょうか。