図書館巡り

視察二日目の午後は、札幌市内の図書館を2カ所回りました。

◆えほん図書館

白石区複合庁舎の6階の一部がえほん図書館は2016年に札幌市11番目の図書館として開館しました。未就学児向けの絵本を中心に約28.800冊が配架されています。
全体的に低い目線に合わせたレイアウトになっており、声を出して絵本を読むことができます。ボランティアや地元の絵本作家との連携や、ボランティア団体が行事を行う際の場所の提供、図書修理サポーターの育成、絵本に関するイベント企画とたくさんの活動が行われています。自動貸し出し機や自動返却機の設置は今どきです。
また、1000冊の図書を読んだら(読み聞かせOK )表彰されて、写真が飾られます。100さんごとに記録した読書ノートは、きっと宝物になるでしょう。
視察中に親子3代で来ていた家族はたくさんの絵本を袋に詰めて帰られました。

◆札幌市図書・情報館

情報館は、2018年に市立図書館の分館として開館しました。「働くことを楽にする」がコンセプトで、ビジネスパーソンを支援する図書館です。
課題解決に役立つよう、いつでも最新の図書・情報が手に入るようにし、図書の貸し出しは行わず、情報収集、情報の発信の場として新しい図書館をめざし、市民のサードプレイス(家庭や職場などの役割や責務が決まった場所とは異なる心地の良い「第3の場所」を指す言葉)的なスペースです。なるほど、夕方の時間に多くの人が思い思いの形で本に触れておられました。
館内は会話ができ仕事の打ち合わせに活用できるグループエリア、ガラスで仕切られた静かなリーディングルーム、電子機器の利用に便利な電源を備えた座席、事前にパソコンやスマホから予約できる座席など、多彩なエリアがあります。

◆横浜市では

18区ある中で、各区に1館の図書館があります。そして、図書館ビジョンも策定されました。中央図書館ではバリアフリー化を進め、子どもたちの居場所にもなる図書館に生まれ変わります。知識を深めるだけでなく町の中心である場所に変わっていこうとしています。それぞれの区の図書館が個性を発揮してこのビジョンに沿った図書館に変わっていく姿を見ていきたいです。

図書館ビジョン概要版です↓↓↓

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kyoiku/2023/123456.files/0003_20240326.pdf240313_yokohama_fix_ol_B