午後からは横浜いずみ歌舞伎のお稽古です。けっしてふざけているわけではありません!笑っているけど本人はいたって真剣です。
私のお役は、若旦那「与五郎」さんです。何の苦労もなく育ってきたボンボンです。力士の「濡髪」の大ファンで、相撲の応援の後は一緒にお酒を飲んで応援するいわゆるタニマチと言われる人で、美女の「あづま」を見受けするのも「濡髪」任せです。写真は、「濡髪」の場所着を羽織らせてもらって、大きすぎるから茶店のご亭主に一緒に場所着の中に入ってもらい上機嫌で飲み屋へ向かうところです。力士同士の言い争いや、家族愛のストーリーの中で、屈託なく喜んだり、悔しがったりする「与五郎」さんは、カレーに添える福神漬けのような、唐揚げにかけるレモンのような、そばつゆにいれるわさびのようなそんざいです。(わかりにくい…)毎回のお稽古のたびに、大きな宿題をいただいています。
