10年ぶりぐらいになるでしょうか、児童養護施設等を退所した人の継続的に支援を行い、立ち寄ったり相談できる場所の「ポートフォーよこはま」に訪問しました。ここは、横浜市の委託を受けて、「ブリッジフォスマイル」という事業者が担っており、自立のための就労支援や住む場所での生活支援などなど、さまざまな取り組みが、設立からどんどんと広がっています。
児童養護施設などを退所する人は、自己肯定感が低いといわれています。家族の中で厳しい経験をしてきたことが原因だと思います。さて、高校を卒業しては大学や専門学校に、仕事にと送り出して終わりではなく、その後の相談に乗ったり、一人暮らしの支援など長い支援が必要です。
今回は、特に就労支援についてを中心に伺いました。まず、どんな仕事がありその内容は具体的に何か、その中から自分に合っているもの仕事ややってみたい仕事は何かを学ぶキャリア教育から、実際に職場に出る職場体験などを通して、働くことのイメージをもって就労へとつながっていきます。その職場体験には横浜市の消防署もかかわっていというのはうれしい話でした。決算特別委員会でこのことに触れて施設等退所児童の就労支援について議論提言します。
社会的養護が必要な子どもや若者にこそ、政治の力が必要です。