視察日和

朝は弥生台駅からご挨拶。

今日は視察日和で、午前中は、22日にリニューアルオープンを控えているのげやま子ども図書館と野毛山動物園なかよし広場と休憩棟に出かけました。

就学前のお子さんを対象にした絵本図書館は柔らかい感じの空間で、絵本が楽しめます。飲食エリアにある自動販売機では、子ども用飲料、液体ミルクのほかに紙おむつも販売しています。機嫌が悪くなった子供を落ち着かせる「カームダウンスペース」(カームダウン:気持ちを落ち着かせる、精神的な安定を図る)があります。カームダウンスペースが必要な人は、自閉症や知的障害、精神障害、発達障害、認知症、感覚過敏の症状をもつ方です。こうしたお子さんの外出をためらうことなく過ごせる場所は親御さんにとっても安心です。
もちろん貸し出しを行っていますが、人気の絵本が全部貸し出しに回らないように本にシールを付けて館内専用にする工夫もされています。子どもでも扱える検索機もあり、いろいろな質問に答えると、自分にあった何冊かの本を選んでくれます。
靴を抜いて親子でいろんな絵本に触れあっている姿を想像すると自然と笑顔になります。

少し坂を登って野毛山動物園で小動物と触れ合えるなかよし広場は屋根も新しくなり、動物に優しいふれあいができるようになりました。モルモットをカゴに入れてなでなで。以前、孫を連れて行ったときは、モルモットやハツカネズミが台の中にぐちゃっと入れられていましたので、孫がハツカネズミのしっぽをつかんで放ったりして驚かされたことがありました(決して悪気はなく…)丁寧に動物を扱って触れ合えることを自然と学べるようになりました。
そのほかにも、これまでなかった屋内休憩棟ができて、冷暖房完備で、親子で楽しめる動物絵本コーナーが設置されています。、トイレ棟も建て替えが行われ使いやすく男性トイレにも赤ちゃん台があります。
のげやまインクルーシブ構想は始まったばかりですので、今後さらに変化していくことが待ち遠しいです。


午後は若い女性の自立までを支える自立援助ホームが市内に4月から開設されたので視察しました。家庭で暮らせない15-20歳程度の女性の暮らしの場です。3階建て個人自宅だったところを事業者がうけとり、居室6部屋とリビングダイニング、ふろを共有として暮らしてもらいます。児童養護施設などとの連携で受け入れる人を決めていくことになります。この日はお試し入所者1名でした。どのようなサポートが必要なのかは、これから具体的に出てくると思います。運営者だけでなく、さまざまな援助者が連携できるかが鍵となりそうです。