下水道・河川、水道、交通常任委員会が開催されました。
記憶に新しい1月28日に発生した埼玉県八潮市の下水道管の損傷による道路陥没事故後、横浜市でも2月から緊急調査を行ってきましたが、国からも「全国特別重点調査」の指示があり、この夏までに調査点検を済ませることとされています。これにかかる予算は13億1,160万円で、国費1/2市費1/2で実施します。

今年度の下水道維持管理のための予算は92億3.282万円となっています。
私からは、横浜市の予算で行う上記以外の維持管理も計画的に進めてほしいことを要望しました。
目に触れない下水道管、水道管など生活インフラとして災害予防として非常に重要な施設です。DXの技術の進展していますので、有効活用しながら進めていかなければなりません。
また、興味を持ったのは、下水汚泥から再生リン回収事業を行い肥料化する取り組みについてです。
令和4年度に本市と月島JFEアクアソリューション株式会社と共同で、下水汚泥から効率的にリンを回収する技術をB-DASHプロジェクト※に応募し、令和5年2月28日に採択(令和4年度第2次補正予算)されました。令和6年3月27日に実証施設が完成し、再生リンの回収を試験的に始めています。
※B-DASHプロジェクト:国土交通省が実施している下水道革新的技術実証事 業。新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業におけるコスト縮減や再生可能エネルギー創出等を実現。併せて、本邦企業による水ビジネスの海外展開を支援。


他都市では東京都、神戸市、福岡市が取り組んでいます。6月末には神戸の工場を視察する予定です。